ねずみの習性と駆除方法

ねずみと寄生虫

 

中間宿主の体内にいる広東住血線虫の第3期幼虫が人に寄生する

 

ねずみが害のある動物と考えられるのは体内に寄生虫がいるからです。ほとんどのねずみにいると考えてよいでしょう。ですから、できるだけ早く駆除することをお勧めします。ねずみの寄生虫として有名なものはペスト菌です。人間に感染したりしたら一大事です。

 

また、サルモネラ菌やその仲間もたくさんいます。線虫と言って広東住血線虫という病気の原因になる寄生虫もいます。この病気は死に至る恐ろしい病気です。ねずみのすべてがこれらの寄生虫を持っているわけではありませんが、その可能性があるということは認識しておかなければなりません。

 

ねずみの駆除をするということは、ねずみを見なくても済むようにするということではなく、家の中に寄生虫やダニなどの人間に害のある生物を侵入させないということなのです。駆除をすることで寄生虫から身を守ることを考えなければなりません。小さな子どもなどがいる家庭であれば、事態は一刻を争わなければならないかもしれません。

 

ねずみが病原菌を持っているということは、その死骸や糞などにも同じように含まれていると考えたほうがよいでしょう。死骸や糞を素手で触ることは避けるべきです。どうしても必要ならば、手袋などをしなければなりません。

 

ねずみの駆除をしてもダニなどが家の中に棲みついてしまっては意味がありません。ねずみを駆除した時に一緒にダニや病原菌を排除することを考えましょう。ねずみの通り道や巣と思われる所を見つけたならば、消毒薬で消毒することをお勧めします。ダニやノミなどがいたならば、すばやく対応することが肝心です。