ねずみと整理整頓
ねずみが家の中にいるということの意味を考えてみましょう。ねずみは人間を警戒していますから、理由もなく家に巣を作ったりしません。その家の中が自分たちにとって居心地がいいということなのです。つまり、ねずみのえさが豊富にあり、住みやすいということです。
ねずみを駆除することが大事ですが、ねずみの好む食べ物などを置かないようにすることが肝心です。駆除剤などを使用して一度は駆除できたとしても、また戻ってくるということになるのです。ねずみのえさとなるような食べ物を置かないということが大事です。また、ねずみは物陰などを好みますから、整理整頓が大事です。
ねずみの駆除として、超音波を利用した装置があります。この装置では物陰に潜むねずみを追い出すことはできません。超音波が物陰まで届かないからです。
ねずみにとって都合のよい環境を排除しなければなりません。屋根裏部屋などがどのような状況になっているかを知っておくことが大事です。表面的な部分だけで対策が完了するわけではないのです。
ねずみというものがどのくらい賢いかを知らないのでしょうか。例えば、いつもの通り道に変なものがあったならば、その道は通りません。単純に罠を置いただけでは引っ掛からないということです。罠に引っ掛けるためには、そこに誘導しなければなりません。おいしそうなごちそうがあるとか、他の所に全く食べ物がないと言った状況を作らなければなりません。
ねずみを駆除するということは、人間の行動を知るということによく似ています。人がその店に入るのは何故かということを考えればよいのです。